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ベネズエラにゆかりのある映画


■■■質問■■■
ベネズエラが舞台、あるいは作者がベネズエラ人、あるいはベネズエラで人気がある、俳優がベネズエラ人、
などのベネズエラ由来のおすすめ映画を教えて下さい。
ちょっと日本では配信されていないのも結構多いですので、チェックリストに留めて入手環境が整ったら見てみるのもいいかもしれません。

■■■回答■■■
ベネズエラ映画としてまず押さえたい名作と、比較的入りやすい近年作をいくつか挙げます。作品数が多いので、「まずこれを押さえる」用の少数精鋭寄りで選んでいます。

ベネズエラ映画の古典・代表作

・『El pez que fuma(煙を吐く魚)』1977/ロマン・チャルボー監督
売春宿「煙を吐く魚」を舞台に、マダムと若い男たちの権力関係・裏切りを描く“ベネズエラ映画の金字塔”で、同国のシネマテカが選ぶ名作リストでも最上位常連。
1970年代カラカスの空気や、社会の荒んだ雰囲気を知る上でも一度は触れておきたい作品とされます。

・『El Caracazo(エル・カラカソ)』2005/ロマン・チャルボー監督
1989年カラカス暴動「カラカソ」を題材に、民衆と国家暴力を描いた社会派作品で、ベネズエラ現代史に直結した一本。​
実在の事件の再現とドラマ部分を組み合わせ、後年のチャベス政権期の政治状況とも重ねて語られることが多いです。

▶2000年代以降の人気・評価の高い作品

・『Secuestro Express(セクエストロ・エクスプレス)』2005/ジョナサン・ハクボビッツ監督
カラカスの“誘拐ビジネス”を題材にしたクライム・スリラーで、イギリス・インディペンデント映画賞外国映画部門にもノミネートされたヒット作。​
都市犯罪と格差社会をスピーディに見せるスタイルで、ラテンアメリカ映画の中でも観客人気が高い部類です。

・『Postales de Leningrado(レニングラードからの葉書)』2007/マリアナ・ロンドン監督
革命ゲリラの両親を持つ子どもたちの視点から、武装闘争と家族をファンタジックに描いたドラマで、ビアリッツ映画祭受賞やゴヤ賞ノミネートなど国際的評価が高い作品。
​現実の暴力と子どもの想像力が交錯する語り口が特徴で、「政治と家庭」をやわらかく掘り下げています。

・『Maroa(マロア)』2005/ソルヴェイ・ホーゲシュタイン監督
スラム街の少女が音楽を通じて変わっていく物語で、ベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」とも関連づけて語られることが多いドラマ。

アカデミー賞外国語映画賞ベネズエラ代表にも選ばれており、教育・貧困・才能といったテーマに興味があれば観やすい一本です。

▶歴史・人物もの

・『Simón(シモン)』 (2023)
内容: 反政府デモに参加し、政府による拘束と拷問を経験した学生リーダーのシモンが、マイアミへ亡命し苦悩する姿を描いた衝撃作。
 ・ポイント: ベネズエラの現政権下での混乱と、国外へ逃れた人々の「サバイバーズ・ギルト(生き残った罪悪感)」をリアルに描き、世界中で高く評価されました。
 ・配信: Netflix(2026年現在、多くの地域で配信中)
ごめんなさい、Netflixの『Simón(シモン)』からチェックしてみるのが一番のおすすめです。
とありますが、現日本リージョンではアクセスできませんでした。
シモン・ボリバル -偉大なる解放者』-の方はそれとは別のドラマシリーズでちょっと長すぎるので今回の候補とは別です。
混同しないようにしてください。
映画『Simón(シモン)』(2023)の監督は、ベネズエラ出身の映画監督 ディエゴ・ヴィチェンティーニ(Diego Vicentini) です。
現状、VPNで見るしか手段はないようです。

・『Reverón(レベロン)』2011/ディエゴ・リスケス監督
20世紀前半の画家アルマンド・レベロンの半生を描く伝記映画で、ベネズエラ映画ベストの一つとして紹介されることが多い作品。​
海辺のアトリエを舞台に、芸術と狂気の境界を静かなタッチで描いており、映像美の評価も高いです。

・『Francisco de Miranda(フランシスコ・デ・ミランダ)』2006/ディエゴ・リスケス監督
ベネズエラ独立運動の先駆者フランシスコ・デ・ミランダを描いた歴史ドラマ。
独立戦争期の南米史に関心があれば、入門としてちょうどよい題材です。

▶社会・ドキュメンタリー寄り

・『Tocar y Luchar(トカル・イ・ルチャル)』 (2006)/アルベルト・アルベロ監督
邦題:奏でること、そして闘うこと

エル・システマ」と呼ばれるベネズエラの国立青少年オーケストラシステムを追ったドキュメンタリーで、マイアミ映画祭でドキュメンタリー賞を受賞。​
指揮者グスターボ・ドゥダメルらの姿を通じて、音楽教育が貧困層の子どもたちに与えた影響を描いています。

・なぜこれがベストか: 「ベネズエラといえばハイパーインフレや治安悪化」というネガティブなニュースが多い中で、世界中に希望を与えた音楽教育システム「エル・システマ」を追ったドキュメンタリーだからです。
・ポイント: ロサンゼルス・フィル指揮者のグスターボ・ドゥダメルなどのスターを輩出した「奇跡の教育」の原点が描かれています。「政治が混迷しても、文化と教育は人を救えるか?」というテーマは、雑記ブログの読者にも深く響きます。
・「配信にない」価値: 音楽の権利関係やドキュメンタリーという性質上、日本ではDVD化も限られており、映画祭や自主上映以外では極めて目にする機会が少ない「幻の傑作」です

・『Once Upon a Time in Venezuela』2020/アニベル・ロドリゲス・リオス監督
湖上の村・コンゴホを舞台に、環境破壊と政治対立に揺れるコミュニティを追ったドキュメンタリーで、サンダンス映画祭にも出品された近年作。
オイルマネーと崩壊する地方社会というベネズエラ固有の問題が、村の生活レベルから見えてくる構成になっています。

ベネズエラ人俳優が印象的な作品例
    ・エドガー・ラミレス出演作(俳優はベネズエラ人、作品は国際映画)
ベネズエラ出身俳優エドガー・ラミレスは、祖国の作品『Cyrano Fernández』『Yotama se va volando』などに出たのち、『ゼロ・ダーク・サーティ』『ボーン・アルティメイタム』等のハリウッド作品でも活躍しています。

2. ベネズエラ出身の世界的スター「エドガー・ラミレス」出演作
現在、ハリウッドで最も成功しているベネズエラ人俳優といえばエドガー・ラミレスです。彼の出演作は日本でも非常に多く配信されています。

・『YESデー 〜ダメって言っちゃダメな日〜』 (2021)
 ・内容: 子供の要求にすべて「YES」と答える1日を過ごす家族のコメディ。エドガーがお茶目な父親役を演じています。
 ・配信: Netflix

ジャンル(社会派/犯罪スリラー/ドキュメンタリー/歴史もの)などお好みがあれば、その系統だけをもう少し掘り下げてリストアップできますが、まずは上記あたりが「ベネズエラ産を押さえたいときの入り口」に向いた作品群です。


▶ちょっと全部をリサーチすることはできないのですが、とりあえず手軽に見れそうなのは
『YESデー 〜ダメって言っちゃダメな日〜』くらいしかないですね。
せっかく紹介したのに中途半端でスイマセン。
良作も多そうなのでTSUTAYA DISCUSあるいは輸入盤を入手するなどして難易度高いですが探索していってください。

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