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誰もできなかった「フクロウの繫殖」…見事成功した、驚くほどシンプルな方法【脳科学者・茂木健一郎が解説】 | ゴールドオンライン
という記事があります。
少子化という問題に大いにヒントになる要素があったので生物学ジャンルですが果敢につなげていきたいと思います。
まずは上記の貼り付け記事をご一読ください。
どうやって繁殖に成功したのか、そのものズバリを明かすとネタバレになってしまうのでチラリ程度にしておきますが、
要はそのコロニーに将来の不安がなくなるといっせいに繁殖に励みだす・・・ということだ。
難しい繁殖技術やルール化が必要というわけではないのだ。
この記事の元ネタとなった茂木健一郎氏の趣向では、帰納法か演繹法か、仮説を立てるところのアプローチのしかた、
関連情報の束ね方と正解に近づくための発想の進め方に関してある種の"見極め"が提示されるという思考方法スタイルの切り口に焦点を当てた仕立てであった。
しかしこの記事ではそれらには触れず、
もっぱら繁殖の成功要因の決め手に着目して、
「食べても残るぐらい餌がある豊かな環境だ」ということが引き金になって子づくりを始めたという厳然たる事実、
「未来確信」がいかに生命環境を活性化するのかという点を重く見なければならないと思うわけである。
これは今生きるのも精いっぱいで、非正規雇用の増加、実質賃金の低下、高騰する教育費、老後への不安が次々とのしかかってくる社会の現状を逡巡せずにはいられない。
現代の若者が直面しているのは、物理的な飢餓ではなく、将来への見通しが立たないという「見えない飢餓」である。
これは本気で社会の資本分配を根底から見直す必然性を我々の前に問うている。
資本家は労働力にかけるコストを極限まで切り詰めようとする。
ここで重要なのは、労働力の再生産にかかるコストに家族を形成して子どもを産み育てるための費用が含まれるかどうかである。
労働者は、いずれ年をとって労働力を大幅に減退させ働けなくなるときがやってくる。
だから資本主義が長期的に存続するためには、労働者が家族を形成して子どもを産み育てることによって次の世代の労働者が再生産される必要がある。
だから本来、賃金にはそのための費用が含まれていなければならない。
(ここのところの大半は講談社現代新書『新しい階級社会』橋本健二)よりの引用です
資本家はここのところがわかっていない。自分の懐が儲かりさえすればいいのであって子育てのことなど知ったことではない。
そんな考えの資本家が多数を占めることになってしまえば、いずれ社会は立ち行かなくなる。
しかし現実のビジネス競争はかくも熾烈であり、そんなことを言っている余裕などないという人も多いかもしれない。
果たして、移民を安易に受け入れることがそのサイクルを生み出す地力さえ奪っているのではないのか?
まず根源の前提として人口を増やさないまでも、「活性人口」のパイを増やすことから始めなければ持続的な未来展望など作れるはずがない。
理想の先っぽを脊髄反射で能書き垂れるのではなく、曇鬱のボトムの人々の総ベースを根っこから深く耕していくことのみが唯一、誰にでもわかる到達解だ。
もっと追及したいのはやまやまだが
暗い話になってきたので、ここで話の向きを変えてみよう。
現状厳しいが、「理想を持つこと」はきちんと握りしめていきたい。
「見えない飢餓」とどう立ち向かい、「将来への安心感」をどうやって育てていくか。
まずは新しい産業を興して技術革新や社会変革をみずから生み出していくしかない。
補助金だとか救済措置というのはその場限りの弥縫策であり、真に必要なのは「構造的余裕」の創出のほうである。
フクロウに「食べきれないほどの餌」を与えることは、単に量を増やすことではない。
それは「明日も明後日も、ずっと餌がある」という確信を与えることだ。
同様に、少子化対策に必要なのは、一時的な金銭給付ではなく、構造的な余裕の創出である。
わたしは眼前の少子化問題とお点前のペンタクラスタキーボードとで社会構想が入り乱れて、もはや破れかぶれであるから
乱暴な提言かも知れないが私なりの解決策はペンタクラスタキーボードという自家薬籠の社会ツールを最大限に活かしきって、
技術だけでなく社会変革の青写真をもってこの難題に応えてみたい。
・やぼ屋をハブとして生活情報/防災情報/治安情報/チラシ投かん訪問営業などの情報共有/売ります買いますギグワーク手配など地域一帯に貢献するような情報圏の確立
・地域内クローズドな情報ネットワーク:マイクロペイメントを普及させ地域からの有益情報や生活ヘルプ事にささやかでも着実な小商いを行き渡らせる
・やぼ屋アプリにより二重価格を促進する:物理商材/情報商材共にロコ価格/ビジター価格の市場圏を設定して実際の街の規模以上の収益を生み出す構造
・やぼ屋商圏で完全なる評価経済社会を確立し、従来のヤンチャルートかカタギルートの二択しかキャリア規範がなかったのを第三のルートを設けて中間層をエンパワメントし、活気あるリワードスフィアを形成する
・やぼ屋のポイントは入りにも出にもトランジットをとる
>入り(流入)の上っ撥ね: 地域外資本が地域の資源(不動産、特産、エネルギー)に投資する際、地域基金への拠出を義務付ける。
>出(流出)の上っ撥ね: 域外への利益送金に課税する、あるいは地域通貨(トークン)を介さない取引に手数料を課す。
>内部循環の優遇: 株主配当を地域住民が受け取る場合は非課税にする、地域トークンでの支払いにプレミアムを乗せるなど。
▶こうしてグローバリズムに左右されない強靭な自律性を持った地域主体を生み出し、国を挙げて地域独自の入力方式「ドメスティックキーボード」と「やぼ屋経済モデル」を先行して世界展開し、デバイスと通信インフラと情報伝達経路の秩序維持に追随できないほどのイノベーションを興してコンピューティングの概念を変革して、同時に最大投資、基幹産業、向こう30年くらい食っていけそうな長期トレンドを創出する。
逆に考えてみてみてほしい。
この先自動車輸出、インバウンド観光産業、グローバル投資、コンテンツ文化産業、これ以外で飯のタネになりそうな新産業はもう出てこないのではないか?
デジタル産業はプラットフォーマーに抑えられてデジタル赤字・小作人状態、
小売/食品/日用産品は中国の激安商材に押されていつまで競争していく体力が持つかどうか、
唯一あるとしたらIT技術、しかし技術単体では世界市場でもはや勝てそうにないから
だからこそ「社会変革」ソーシャル・イノベーションを組み合わせた方式でしかサバイバルする道はない。
日本の資産は日本語そのものである。造語力/新語対応力が柔軟で沈黙と察しのハイコンテキスト文化。
情報の脱落者を出さない。漢字の一目瞭然の利便性で知識層と一般大衆層の分断が起こらず、国民が総じて高いレベルで文脈コモンズ、対人コモンズを共有している。
独自キーボードにより文字と言語の基盤を革新して社会接触圏のあらゆる局面をリ・デザインする。
これは唐突な話ではなくて文字入力自体があらゆる経済活動のゲートウェイ・ハブとなる重要性を見落としてはならない。
フクロウのセオリーに触発されて、私なりのがっぷり四つな正攻法で従来の産業構造から再構築する妙案を立ててみた。
将来の不安がなくなるくらいの情報イノベーションのビッグ・イシュー、向こう30年は食っていけそうなスケール感で描き切った社会設計のビジョンだと思う。
Pエコシステムで得られた収益は次世代を担う若者に投資する。
コンテンツ環境・言語資産を整え、ネット上の有害情報・不特定多数との接触・即時全世界公開を非とし揮発性の高すぎるネットから若者を守ります。
ーまとめー
フクロウの繁殖成功の話が美しいのは、それが本能への信頼に基づいているからだ。
小西教授は、フクロウの本能を無理に変えようとしたのではなく、本能が求める条件を満たしてやっただけである。
人間もまた、本能的に「安心できる環境でなければ子どもは持てない」と感じている。
この本能は間違っていない。むしろ、種の保存という観点から見れば極めて合理的だ。
少子化は若者の価値観の変化や利己主義の表れではなく、不安定な社会への本能的な反応なのかもしれない。
ここで私たちに問いかける――本当の豊かさとは何か、と。それはGDPの数字でも、株価の高さでもない。
明日への不安なく、安心して次の世代を育める社会。それこそが、真に豊かな社会ではないだろうか。