P突堤3

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

文解析は副詞が鍵

文にはカロリーというものがある…しどけなく連用承接

カロリーと糖質が混同してしまっているのでWebから情報収集をして一旦整理してみようかと思います。ちょっとにわかリサーチで自信がないのですけれど五月雨式にぽつぽつ出していきます。 まず、カロリー摂取量よりも栄養バランスが大切ということが大前提に…

連用承接が色をなして(2分間憎悪のお時間です)

日本語には川の上流から桃が流れてくるときにしか使われない、オノマトペがあります。こういった様態オノマトペは導入フレーズの流れに連なって、連用修飾語として以後の展開をゆだねていきます。じゃあ「ドキドキする」は副詞じゃなくて叙述用言じゃないの…

「まさかの--」副詞用法化の兆し

最近ニュースを読んでいたら以下のタイトルが飛び込んできました↓ソフトバンク移籍の又吉、まさかの在来線で球場入り … 有名な、「まさかの」文ですね。でもこれはいいんです。「まさかの」は連体詞、あるいは格助詞「の」を伴い連体修飾語になるもの、なの…

助詞省略のtwitter構文と副詞ヴァージニティ

「始めて」と「初めて」とが混線し、不適材不適所となっているトホホな誤変換をよく見かけます。よくよく思案を巡らせてみると、「始めて」は「--を始めて」(ヲ格をとる)「うっせえわが流れ始めて」(複合動詞)「会議始めてしまうよ・みるよ・おくよ」(モダリ…

ライフハック 非活用用言相言収集に便利な検索フレーズ

言語に注目しているブロガーの端くれとして、用言集めを嗜んでおります。ただの動詞みたいなありふれたものではなくて、どうせなら活用を伴わずにいきなり終止する非活用用言みたいなのがいいですね。そうでないのならコピュラ終止(--だ)みたいなものや語彙…

補助線・勇み足

前回の記事、活用形の拡張:接題目形…補助線 - P突堤3で考察していた中で出していた例で耐えかね:(VN+接辞)"導入フレーズ"とするのは早合点でした。ちょっと練り込みが足りなかったかな?やはり「--かね」の部分はまがいもなく複合動詞であり、それは今回…

活用形の拡張:接題目形…補助線

ある種の句接辞において、副詞句/節を形成し後続の述部を連用修飾するものがあります。 動画を観賞[中]急いでメモした、学生[当時]手が届かない代物だった、等々助詞抜きで後続の述部に接続していくのが特徴です。 これらの中には 就任[後]-だろう、職業[柄]…

未知語を複眼的に概観する

変換メカニズムのあらましが見えなかった頃は<カテゴリ:文解析は副詞が鍵>の見通しまで勘づくのがやっとでまだ素朴に「解析でカバーしきれない未知語はとりあえず全部カタカナ語に変換しちゃえ…いらん複雑怪奇な誤変換であがくよりよっぽどいい。」…なんて…

「やらしい話」は副詞か

副詞は活用のないものですが、「否応なしに」、「どうりで」…等々のように「に」「で」など助詞を伴うものも数多く(語尾変化と呼べそうなものはたくさん見られる) 典型的な「とても」「きっと」なども「も」や「と」が結合したのかどうか判然としないものな…

誤変換を起こさないために--文の解析において重要なのは副詞

長らく言及することを避けていた変換メカニズムの根本、ペンタクラスタキーボードにおける解析エンジンは実態としてどのように動いているのか…についてですが、なかなか至りませんでした。 ここを説明するためにまずかな漢字変換の基本的な仕組みとして代表…